弱視だとわかれば、必要なら眼鏡をかけて治療していきます。目のフィルムに当たる網膜にピントの合った像を映していくことで視力が育っていきます。
また、左右の視力差がある場合は見えるほうの目を隠して、見えにくい方の目をしっかりと使っていく治療(アイパッチ)をしていくこともあります。
アイパッチの種類は様々なので、お子さんにあったものを使用していくことをお勧めしています。
アイパッチについて
アイパッチを使用するには医師の指示に従って正しい取り扱いをしてください。
アイパッチの種類
・ 肌色、白色のアイパッチ
・ 布アイパッチ(販売用)
・ カラフルなアイパッチ
・ 自作のアイパッチ
視能訓練について
アイパッチと同時に積極的に弱視眼を使用して視力の発達を促していく作業も効果的です。
以下の作業は自宅で出来る訓練をいくつか紹介しています。
・ 迷路
・ 字ひろい(決まった数字や文字を赤鉛筆で塗りつぶしていく作業)
・ ビーズとおし
・ トレース(絵や文字の上に写し紙を重ねてなぞる作業)
小児弱視眼鏡の療養費支給について
小児の弱視、斜視、先天性白内障手術後の治療用眼鏡、コンタクトレンズに関わる療養費の支給が、新たな技術として保険適用することが承認されました。
今後、治療用眼鏡等の費用の7割(もしくは8割)が保険支給されます。
自分の子供が弱視だとわかったとき、御家族はとても困惑されるかと思います。治療の成果はすぐには得られないことも多く、視力が出るまでに長い道のりになるかもしれませんが、しらね眼科は根気強くそのサポートをしていきたいと考えています。