眼アレルギーの方向けのコンタクト

眼のかゆみなどアレルギー症状を緩和し、快適なコンタクトレンズライフへ

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンの抗アレルギー薬を配合したワンデータイプのコンタクトレンズです

気になる方はお問い合わせください

※処方には医師の診察が必要です

 

医療用コンタクトは認定の販売店でのみの取り扱いとなります

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コンタクトレンズを正しく使用するために

コンタクトレンズは医療用具です。正しく使用しましょう。

 

コンタクトレンズ(カラコンも含む)の使用について消費者庁より注意喚起!

詳しくはこちらをクリック

 

コンタクトレンズを使用する方はこちらの動画をご覧ください↓

 

↓こちらのQRコードをスマホで読み取っていただいてもご覧いただけます。


コンタクトレンズ診療について

近年、テクノロジーの発展とともに、コンタクトレンズの品質は目覚ましく向上しています。
従来から使用されている通常のハードコンタクトレンズ・ソフトコンタクトレンズに加えて、
使い捨てコンタクトレンズ(ワンデータイプ、2週間終日装用タイプ、1ヶ月終日装用タイプ等)さらには、遠近両用コンタクトレンズ、乱視矯正用ソフトレンズ、カラーコンタクトレンズなど、多様なレンズが開発され、年々矯正視力の清明度がアップし、低矯正による眼精疲労などの症状が軽減されるようになりました。
しかし、その一方で、コンタクトレンズに対する誤った理解が原因で目の健康被害を抱えている方が増加しています。コンタクトレンズの広告競争による偏った情報が眼障害に拍車をかけている例もたくさんあります。
当院では、国内で認可されているたくさんのコンタクトレンズの中から、目の安全を最優先に考え、その方に最もフィットしたレンズを選び処方しております。
近視や乱視による視力低下の矯正だけでなく、角膜・結膜・まぶたの病気に対しては、治療的コンタクトレンズ処方を行い、眼障害の発生に対しては、速やかな治療と医学的指導を行っております。
心身ともに目の発育途上にある未成年の方々には、特に丁寧に使用の指導を行い、医学的観点からコンタクトレンズに対する正しい知識を習得していただきます。
コンタクトレンズを正しく選び、安全に使用することによって、勉強、仕事、趣味、スポーツに対する集中力や技能が伸びたという例がたくさんあります。
皆様の生活が、コンタクトレンズの正しい使用により、明るくなることを願っております。
コンタクトレンズに関する疑問や心配がありましたら、ぜひご相談下さい。

コンタクトレンズ処方の流れ

オルソケラトロジーに対する警告

オルソケラトロジーとは、ハードコンタクトレンズを装用し、角膜中央部を扁平化させ屈折させることで裸眼視力を一時的に向上させるものであります。
裸眼視力の向上は一時的なもので、一部で宣伝されているように恒久的なものではありません。
数日間、レンズの装用を中止すれば、裸眼視力は完全に戻ってしまいます。
オルソケラトロジーに対して数十万の治療費を払ったにもかかわらず、近視が治らなかったという苦情が数多く発生しています。

オルソケラトロジーにより、すべての人が日常生活に支障をきたさない0.7以上、もしくは0.7~1.2の視力が得られるものではなく、視力の変動を伴うので、車の運転など危険を伴う作業には不適切です。
オルソケラトロジーレンズの処方は決して容易なものではなく、ハードコンタクトレンズの高い処方技術を要します。
矯正効果にも個人差があります。オルソケラトロジーにより裸眼視力がかえって悪化したという苦情もあります。

現在、日本でも一部の医師が実施している夜間就寝中のハードコンタクトレンズ装用によるオルソケラトロジーは、昼間の装用よりも角膜への負担が大きく、短期的にも長期的にも安全性が確立されていません。特に現在用いられているオルソケラトロジー用のレンズは、角膜上での涙液交換がまったく考慮されておらず、角膜に対して非常にタイトに処方するように設計されています。
このようなレンズを夜間、就寝時にした時、高確率に角膜浮腫、結膜炎、角膜上皮障害、角膜血管新生、角膜内皮障害などが生ずることが危惧されます。
オルソケラトロジーレンズの長期使用による角膜形状に対する影響も定かではありません。

米国では、既に一部のオルソケラトロジーレンズが認可を受けていますが、米国の臨床試験においても数多くの中止例が報告され、長期装用による眼球への影響のデータも不十分です。
オルソケラトロジーを診療の一環として医師個人の裁量下に行うことは可能ですが、レンズ自体の販売は違法となっています。
また、コンタクト販売店等何人もオルソケラトロジーレンズの広告を行うことは薬事法で禁止されております。
オルソケラトロジーレンズを使用したオルソケラトロジーは厚生労働省の認めている保険診療以外の治療であるため、保険適用外の診療となります。日本コンタクトレンズ学会としてはオルソケラトロジーレンズは確実性、安全性を確立するための十分な臨床試験が必要と考えております。
未成年者への処方に対しては、海外でも慎重で、特に12歳未満の症例についてはほとんどデータがありません。残念ながら、そのような状況にもかかわらず、日本では小学生に対して積極的に勧誘している施設があります。
オルソケラトロジーレンズを使用したオルソケラトロジーは、臨床的にまだ安全なものとはいえません。

日本コンタクトレンズ学会 理事長 金井 淳